SEOの起点となるキーワード選定を徹底解説(前編)
2021/11/24
No.1デジタルソリューションのWeb集客&SEOコンサルタントの相田です。
SEOをする時に最も重要な「キーワード選定」について解説いたします。
キーワード選定とは、サイトで集客をするためにどのキーワードでSEOを上げていくかを決めることです。ここでのキーワード選びを間違えると、成果が全く出ずに、サイト制作・SEO施策は全て台無しに・・・なんてことも。
私はSEOコンサルタントという立場上、多くのサイトを調査しますが、その中の8割以上のサイトはこのキーワード選定ができておりません。正確には、もっと選ぶべきキーワードがあるのにそれを見逃してしまっており、結果、もったいない結果になっているなと感じております。
キーワード選びはスタート時の過程であり、SEOの起点です。スタートが間違っているとどんなにがんばっても、その後のプロセスは台無しになってしまいます。
是非、正しいキーワードの選び方、選定方法をご理解いただき、本来のあるべきSEO対策をスタートできるようにしていただければ幸いです。
前知識としてキーワードの種類の確認
キーワードの選定の具体的な方法についてお話する前に、前提として知っていただきたいのが「キーワードの種類」です。
みなさんも日常で調べものをする時にキーワードを入力して、検索をされていると思いますが、それらの検索キーワードは次のように分類できます。
「指名検索キーワード」・・・既存客が検索するキーワードで、サイトを認知している人が訪れる。
「CVキーワード」 ・・・購買意欲が高い、今すぐ客となる人が検索する。競合が多くSEO難易度が高い。
「情報収集キーワード」・・・今すぐに購入にはいたらない情報収集をしている人が検索する。SEO難易度は低い。
これらキーワードの種類については、詳しくはこちらの記事で解説をしました。
>>検索キーワードの種類を知って正しいSEOキーワード選定を
SEOのキーワード選びの流れ
キーワードの分類を理解していただいたところで、いよいよ本題に入ります。
1. ターゲットを明確にする
まず、どういった人をターゲットとするのか?ここを明確にします。ターゲットが定まっていないと、そもそもどういったキーワードを探したらよいか?がぶれます。あなたの商品・サービスでどういった人に購入してもらいたいでしょうか?
商品・サービスが複数ある場合は、それらごとにターゲットを定めましょう。そして、集客したい商品・サービスから順に優先順位を決めれば大丈夫です。この時に定めたターゲットは必ず明文化しておきましょう。
後々、どういった人に向けて集客をするのか?方向性がずれてきたりしても、自分たちは誰に向けて情報発信をするのか?ここを振り返ることで、その後のSEO、コンテンツ作成がぶれずにすみます。
2. ターゲットの悩み・欲求を書き出す
次に、そのターゲットはどんな悩み・欲求をもっていますか?
商品購入をするときには、何らかのニーズがあるはずです。それらは、複数考えられます。
このときのポイントとして、
悩みと欲求の両方で考えることです。
悩みは「●●で悩んでいる、困っている」で分かりやすいですね。マイナスの感情です。
一方の欲求は「●●がしたい、●●が欲しい」という願望で、プラスの感情です。
これらは悩み(マイナス)を解消するために、こうなりたい・商品・サービスが欲しい(プラス)と、対になってもいます。
こういった見込み客の感情を洗い出し把握しておくことで、キーワード選定だけではなく、集客全般のプロセスでとても役立ちします。是非、整理しておきましょう。
3. キーワードを洗い出す
ターゲットが見えてきてところで、次にそれらの人がどんなキーワードで検索をするのか?をリサーチします。まずは、自分の顧客となる人がどんなキーワードで検索するのか、書き出してみましょう。
この時は、すぐの問い合わせにつながるCVキーワードを徹底的に出してみてください。
4. キーワードプランナーでキーワードをリサーチ
Google広告の一機能である「キーワードプランナー」を活用して、「検索数」「関連キーワード」「競合性」をチェックします。
検索数
「検索数」は、Googleで1ヶ月あたり何回そのキーワードを検索しているか?です。
自分がこれからSEOの上位表示させたいキーワードが、そもそもしっかりと検索されているのか?検索ニーズがあるのか?ここを把握します。
検索数が少ない、あるいは検索されもしないキーワードに対して、SEOをしても意味がなくなってしまいますので、必ずチェックしましょう。
※キーワードプランナーの使い方、検索数の詳しい見方はここでは割愛します。
関連キーワード
キーワードプランナーのもう1つ優れた機能がこの「関連キーワード」です。
自分が調べたキーワードの他に、それに近い似たようなキーワードはこれらですと、教えてくれるわけです。
自分が考えたキーワードの他に、この関連キーワードを見ながら、ターゲットが検索するキーワードを洗い出ししていきます。
競合性
キーワードごとの競合度合いが表示されます。とはいっても、これはSEOではなく、Google広告を出向する際にこれだけ競合がいますよ、ということです。
競合が多いということは、ライバルたちがみんなそのキーワードでの広告を出したいということで、そこにはクリックして問い合わせにつながりやすいキーワードであることも分かります。
一方で、競合が多いということは広告同様に、SEOの競合も多く、自ずとSEO難易度も高い傾向にはあります。今こういったことも把握できます。
5. 洗い出したキーワードを分類する
キーワードプランナーでリサーチすることで、多くのキーワードが見つかります。
いよいよ、これらのキーワード群の中から最終的にSEOで上げたいキーワードを選別していきます。
それらのキーワード選定のポイントはこの3点です。
・検索数・・・検索数が一定以上あるもの
・CV度合い・・・今すぐ客につながるもの
・SEO難易度・・・SEOの結果、最終的に上位表示が見込まれるもの
これらの3つの視点で分類をして、最終的にキーワードの選定をしていきます。
ここは非常に重要です。特に最後のSEO難易度については、SEO実施して、経験がある方ではないと非常に難しいでしょうか。
続きは、後編で解説をいたします。